キャッシュフロー修正仕訳入力 【画面14】
キャッシュフロー修正仕訳は、直接法と間接法で別々に入力します。
試算表と補助科目の関連付けだけではキャッシュフローを正しく分類しきれない場合があります。
この画面では、そのような場合に仕訳で修正データを入力して、キャッシュフローの修正をすることができます。
次の2通りの修正方法があります。
① 財務科目・補助科目の関連付けを使って、仕訳で修正データを入力して修正する方法
② キャッシュフロー科目を使って直接キャッシュフローを修正する方法
1.データ入力欄
① №欄は、4桁の数字を自由に入力することができます。分類などのために自由に使えます。
② 財務科目コードは、テンキーから入力、あるいは右に表示されるリストから選択します。
ただし、財務科目のうち、キャッシュである「現金・預金」はここで修正仕訳を入力することはできません。「現金・預金」の金額は試算表データ入力で入力してください。
財務科目コードを入力すると、財務科目名が表示されます。また、財務科目に関連付けられたキャッシュフロー科目がセットされます。
③ 財務科目に補助科目が設定されている場合は、カーソルが次の補助科目コード欄に止まります。
補助科目コードは、テンキーから入力、あるいは右に表示されるリストから選択してください。
補助科目コードを入力すると、補助科目名が表示されます。また、補助科目に関連付けられたキャッシュフロー科目がセットされます。
④ 財務科目コード欄をEnterでスキップすると、カーソルはキャッシュフロー科目コード欄に止まります。
キャッシュフロー科目コードは、テンキーから入力、あるいは右に表示されるリストから選択してください。
キャッシュフロー科目コードを入力すると、キャッシュフロー科目名が表示されます。
こうすれば、キャッシュフローを直接修正することができます。
⑤ 金額は、マイナスの金額も入力することができます。関連付けの関係で反対仕訳ができない場合には、金額をマイナスにして入力します。
⑥ 摘要欄の入力は任意です。25文字まで保存されますが、画面にはスペースの関係で3文字ほどしか表示されません。
⑦ 振替伝票のイメージですから、借方と貸方は、入力の仕方や金額を合わせる必要はありません。借方または貸方のどちらかを空白にして入力することができます。また、行を飛ばして入力することもできます。
ただし、借方・貸方とも金額欄がゼロの行は、保存されません。
⑧ 下欄には借方と貸方の合計と、その差額が表示されます。これがバランスしていないと、当然キャッシュフローは正しく計算されません。
後で直そうと思うと忘れたままになる惧れがあるので、出力処理でそのまま出力をしようとした場合は確認のメッセージが表示されます。
2.借方と貸方
修正の場合の注意です。
修正仕訳の左の欄は「借方、減少、出金」、右の欄は「貸方、増加、入金」です。
入力は、このイメージで入力してください。
ただし、財務科目や補助科目により、借方に入力した場合と貸方に入力した場合で、キャッシュフローへの関連付けが異なる科目があるので、注意してください。
関連付けについては、こちらもお読みください。
また、修正仕訳で財務科目を入力せずに直接CF科目を入力した場合は、借方・貸方のどちらに入力したかに係らず、キャッシュフロー精算表には、そのキャッシュフロー科目の「入出金区分」に従って、出金欄または入金欄に出力されます。
3.登録ボタン
当月のキャッシュフロー修正仕訳データを登録します。続いて、当月のキャッシュフローを集計します。
4.前月データコピー
毎月、同じような修正仕訳を入力する場合には、いちいち入力するのは面倒です。
この処理では、前月の修正仕訳データをそのまま当月のデータとしてコピーします。
ただし、入力をした後にコピーを行なうと、入力したデータは上書されて消えてしまいます。
また、前月データをコピーした後も、登録ボタンを押して登録を実行しなければ、データは実際に登録されません。
5.金額クリア
借方・貸方の金額をすべてクリアします。
6.全部クリア
画面の入力データをすべてクリアします。
7.金額クリア、全部クリア
これらのボタンを押しても、「登録」を実行するまではデータベース自体は更新されません。
しかし、クリアの操作を元に戻すことはできません。
この場合に操作を取り消したい場合は、次のようにします。
「登録」を実行しないでこの画面を終了させれば、元の修正仕訳データは変更されていません。再度この画面を開けば元からデータベースに保存されているデータが開き、結果として操作はなかったことになります。