「関連付け」について

1.試算表からキャッシュフロー計算書を作成するための方法は、いくつかあります。
「金流先生」では、財務科目ごとの借方・貸方それぞれの金額を、決まったキャッシュフロー科目に集計する方法でキャッシュフロー計算書を作成します。
たとえば、「短期借入金」という財務科目は、ひな形では借方は「借入金の返済による支出」、貸方は「借入れによる収入」というキャッシュフロー科目に集計されるように設定されています。
また、財務科目「売上」は、直接法キャッシュフローでは、借方・貸方ともにキャッシュフロー科目「営業収入」に集計されるように設定されています。
このように設定することを、財務科目からキャッシュフロー科目への「関連付け」と呼んでいます。

2.ただ財務科目によっては、科目単位で関連付けするだけでは、キャッシュフローを分類するために、あまりに大雑把すぎることがあります。
このような財務科目には、補助科目を設定して、キャッシュフロー科目を詳細に分類することができるようにします。

3.「関連付け」は財務科目、あるいは補助科目ごとに決められていますが、それだけでは十分正確なキャッシュフローを得られないことがあります。
そのような場合に、「金流先生」では、キャッシュフローを直接修正することができるようになっています。