「キャッシュフロー精算表の表示」について

財務科目や補助科目への関連付けでは、借方・貸方ごとにキャッシュフロー科目を関連付けます。
キャッシュフローは借方・貸方ごとに関連付けにより集計され、キャッシュフロー精算表には次のように出力・表示されます。

1.試算表データ入力や補助科目データ入力で、借方・貸方に金額を入力した場合

① 借方・貸方両方に同じキャッシュフロー科目が関連付けられている場合、キャッシュフロー科目の「入出金区分」によって、出金欄または入金欄に表示されます。

② 借方・貸方それぞれに異なるキャッシュフロー科目を関連付けた場合は、キャッシュフロー科目の「入出金区分」にはよらずに、借方の金額は出金欄に、貸方の金額は入金欄に表示されます。

この理由は、借方・貸方に関連付けたキャッシュフロー科目の「入出金区分」が同じ場合には、表示欄が重複するので、① の場合のようには表示ができないからです。
借方・貸方に異なるキャッシュフロー科目を関連付けする場合には、この点に注意して、例えば借方に「入出金区分」が入金のキャッシュフロー科目を関連付けするようなことがないようにしてください。実際にも、このような関連付けはキャッシュフローとして意味がありません。

2.修正仕訳入力で、借方・貸方に入力した場合

① 財務科目(および補助科目)を入力した場合、入力した財務科目または補助科目の入力した側に関連付けされているキャッシュフロー科目が読み込まれセットされます。

つまり、同じ財務科目または補助科目でも借方に入力するか、貸方に入力するかにより、セットされるキャッシュフロー科目が異なる場合があることになります。
出力は、上記、「1.試算表データ入力や補助科目データ入力で、借方・貸方に金額を入力した場合」
に準じます。つまり、入力した科目の関連付けの仕方により、「キャッシュフロー修正仕訳」欄の「出金」欄または「入金」欄に表示されます。

② 財務科目(および補助科目)を入力せずに、直接キャッシュフロー科目を入力した場合は、そのキャッシュフロー科目に設定されている「入出金区分」に従って、「キャッシュフロー修正仕訳」欄の「出金」欄または「入金」欄に表示されます。なお、この場合は、財務科目が特定されませんから、最下行にキャッシュフロー科目だけで表示されます。